身体との対話

不調からの回復と自己実現

2019年05月

巷にはさまざまな自己啓発本やビジネス書など出ていてそれぞれに学びがあります。ところが、新たにルーティーンとして確立するにはかなりエネルギーが要ります。ですから、一般的には100人のうち5人も実行出来る方はいないと思います。面倒くさいからです。さらに、周りの関係者はあなたが変わるのを恐れています。これも相手が新たな対応を面倒くさいと考えるからです。これは、注意が必要です。ですから、家族にも努力をする場面などは明かさないようにするべきです。 color-design-engraving-315918
Photo by Tayeb MEZAHDIA from Pexels

もうひとつの妨げになるのが眼精疲労や肩こりなどの不調です。疲れ切ってしまい、寝たいから呼吸法どころではないという状況に陥る方も多いはずです。私もプロジェクトで半年以上残業月二百時間を余儀なくされた経験で、土日にはりや整体などさまざまに試しましたが、残念ながら相当長い間疲弊した状態からぬけることが出来ませんでした。
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 気合で乗り切るにも、若いときは対応が出来ましたが、気合の源の基礎体力も失ったからです。ですから、ぜひ体調が悪い方はIAP呼吸法(腹圧呼吸法)などで、自分を取り戻し復活するため、基礎体力を回復させるためにも、つらくても最後の気合で勇気を奮い立たせて継続してください。次の段階としては、眼精疲労や肩こりといった局部的にあらわれている不調から回復する方法として、筋膜はがしの方法について説明してきます。
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本日のタイトル「身体との対話」は、呼吸法を習得する上で、非常に重要なポイントであり、ご説明致しますので、ご留意下さい。
呼吸法を行うにあたり、決して無理やり呼吸をしてはいけません。身体のあちこちに力みがあってはいけません。身体の内側の深部までに常に意識を向けて、身体が緩んで無理なく呼吸が出来ているかに集中して行います。
実は、中国でも太極拳の様な呼吸法を学ぶにあたり正しい指導を受けないと、気のバランスが崩れ、火病という状態に陥ります。これは非常に危険ですので、注意が必要です。
とりわけ、頭頂が天から糸でぶら下がる様に、軸を意識して、足の裏も踏ん張らないでふわりと立ち、膝の軽く曲げ、首肩胸腰など意識を巡らせ、緩めて行うことが重要です。また、腰を反らしてお尻を突き出すのは、入れ腰といって、腰を痛めます。骨盤は下腹部を内側にくの字になる(据え腰)様に意識します。
 実はこの姿勢が取れるだけでも、気が最適に回り、血流も回復します。

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呼吸の説の前にもう少しお付き合いください。

一分間の呼吸数は、毎分12~20回ということは、一日に約2万回ほぼ無意識に行われています。ところが、呼吸が5分止まれば死に至りますので、いかに生命維持に重要な生命活動か認識できます。また、心拍数は体の状態を把握するのに血圧同様に利用されているように、この二つも呼吸の状態によって大きく変わります。


一流のアスリートで呼吸をうまく利用しているのがわかるのが、イチロー選手です。まさしく侍のような雰囲気をまとっているわけですが、投手との勝負という緊迫した場面での球をインパクトする瞬間をビデオで見てください。彼は息を吐き続けています。

これはどういう意味があるかを説明します。 鍛え上げた筋肉で、打撃の瞬間息を止めてフルスイングをするパワーヒッターとは対極のものです。

まさに試合の最中や勝負の場面では、緊張と弛緩は意識的にコントロールすることが非常に難しいものです。なぜなら交感神経と副交感神経は自律神経だからです。落ち着け落ち着けと思えば思うほど緊張が増し、心拍数が上がっていきます。


ところが、一つだけこれを意識的にコントロールする方法があるのです。武道などの特別な呼吸法です。非常にたくさんありますので、効果が確かだったものを紹介します。

西野流呼吸法の足芯呼吸 足の裏(足芯)から息を吸う意識で全身にエネルギーを巡らせた後、足芯から息を吐くという、独自の呼吸法です。


大きな木が根から水分を吸い上げていくようなイメージで足芯(足の裏)から息を吸い上げます。足の中を通して丹田(下腹部)まできたら、肛門に軽く意識をおいたまま、背骨の中を通して百会(頭頂)まで吸い上げます。

百会で軽く息を止め、吸い上げたものを身体の前面を下ろし丹田に収め、そこから足芯に向って吐きだしていきます。途中で何度でも息継ぎして構いません。1回の足芯呼吸はおよそ2分かけてゆったりと行います。

つまり:
足芯(足の裏)―足の中―丹田(下腹部)(肛門に軽く意識をおいたまま)―背骨の中百会(頭頂):吸う 百会―身体の前面―丹田:止めるに収め、そこから足芯 丹田―足芯:吐く。


そして、最後に疲労回復の効果は実証されているスタンフォード式IAP呼吸法(腹圧呼吸法)と呼ばれるもので、慢性疲労に苦しんでおられる方は是非お試し頂きたいと思います。

1 .5秒かけて鼻から目一杯息を吸い込み、お腹をふくらませる
2.お腹をふくらませたまま、5~7秒かけて息を吐く




私も幼少より柔術柔道剣道で鍛錬をしてきましたが、そのなかで体得したのは呼吸の重要性でした。 効果があると思いますのでぜひ試して頂きたいと思います。
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寝ても取れない疲れは、仕事のパフォーマンスへの悪影響だけでなく、一方でプライベートでも、休日は平日の仕事の疲労から回復するためにごろ寝するような方も多いのではないでしょうか?

あるいは、高額な整体に通い、メンテナンスに余念がないかも知れません。

しかし、それでは本来家族とのかけがえのない貴重な時間として有効利用されるべき休暇が、理想通りには利用できないと言えるのではないでしょうか。

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昨今疲れを管理することで最高の能力を発揮できるように管理する方法論に焦点を当てた本が多く出ています。とりわけ、アイビーリーグの学生で忙しく勉強に取り組みつつ、トップアスリートである彼らがいかに競技においてベストの結果を出すために取り組んでいるかがわかります。


ここに紹介するのは、 山田知生先生のスタンフォード式 疲れない体で、腹圧呼吸を行うのですが、非常に簡単です。

彼らの環境は、ビジネスと私生活の充実を望む多くの我々にとって、非常に近い環境であると考えます。ビジネス上は多くのビジネス書を読み、取り入れ、アウトプットすることが求められていますが、 この本の視点は、体の管理特に疲労との向き合い方に焦点を当てて、目標を達成していくという手法です。

特に、生命活動の根源である呼吸について取り上げている点は、非常に的を得た考え方だとおもいます。IAP呼吸法が説明されていますが、この腹圧をかけて息を吐くというのは、日本の古武術の呼吸にもつながります。


ぜひ試してみてはいかがでしょうか?

次回は実際の呼吸の方法と改善効果について詳しく説明していきます。 学生が取り組む勉学にしても、心技体が整っていなければ質が必ず落ちてしまします。 そのために、叩き台としての身体というしっかりした土台の上に、技が活き、その堅固な土台が安定したブレない精神状態を作り出せるのです。
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